本島
島の形

かつて水軍と大工が支えた島 本島

宇野港からチャーター船で45分。
瀬戸大橋のすぐ足元に位置する島が本島といいます。

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塩飽(しわく)諸島と呼ばれるこの近海の島々のまわりは古くから潮の流れがはやく、 古来より腕利きの船乗りたちをはぐくみました。
彼らは塩飽水軍と呼ばれ、時の為政者と渡り合うことで、江戸時代には自治権までもっていました。
その本拠地となったここ本島は水軍の文化を色濃く残しています。
また、船乗りと共に発展した船大工の集団はやがて寺社の建築にもあたるようになり、「塩飽大工」と呼ばれる名工集団が島を越えてその名をはせました。
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現在でも笠島地区には塩飽大工が手掛けた美しい街並みが保存されています。
江戸時代に迷い込んだかのような風情のある街並み、 瀬戸大橋を一望できる独特の景観を眺めて水軍に思いをはせてみませんか。

Interview島の声

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大福丸船長 大石さん

大福丸船長 大石さん

海底10~40mにあるタイラギ貝を潜水して獲る伝統的なタイラギ漁師の家に生まれた。自身も潜水士の資格を持ち、 シーズンにはタイラギ漁を行っている他、観光遊漁船「大福丸」の船長として遊漁船の運営も行っている。 またそれらの本業と並行して「本島さかな部」の部長として子どもたちや島外の人々に向けて魚を好きになってもらうためのイベントの企画や運営も行っている。 自分の前世は魚ではないかと思っているくらいの海好き。

大石さんの思う、本島の好きなところを
教えてください。

私は 本島生まれ、本島育ちでずっとここに住んでいますが、最近気付いた魅力もあります。
例えば、瀬戸大橋を端から端まで一望できるところ。
これは本島からしか見えない本当にすごい景色で、本島の自慢できるポイントですね。

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私にとっては当たり前の日常で最近まで気付きませんでしたが、島の外から来た妻や観光客の人達にすごく良いよねと言われ改めてまじまじ見ると、本当にすごい景色だなと気に入っています。
遠見山にある展望台まで登ると瀬戸大橋も瀬戸内海も見渡せます。
夜に橋がライトアップされた風景も美しく、満月の時の眺めは最高です。 本島から見ると本当に瀬戸大橋から月が昇っているような角度で見えます。
ここHonjima standからの眺めがまさにそんな感じです。
朝日もお勧めですね。

本業以外にグループ活動をされているそうですね。

本島さかな部という社会人サークルの部長をやっています。
本島に残っている産業は漁業だけなので、もっともっと魚をPRしていこうということで活動を始めました。 子どもたちに魚を捌いて食べてもらうようなイベントを通じて、より魚の魅力を伝えていくといった活動などを行っています。
子ども達にはその場で魚をシメたり血抜きをするところから見てもらっています。
なかなかそういうところから見る機会はないですからね。
2021年12月には、島の名物であるタコ尽くしのタコタコフェスティバルというイベントも開催しました。

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大石さんなら本島をどのように紹介されますか?

まずは海産物を紹介したいです。
時期によって異なる回遊魚が島の沖合に集まるので、いろんな魚がとれます。
四季の魚を味わうことができるのが魅力ですね。
それからタイラギ貝。貝柱はホタテのようですが、ホタテより噛み応えがあり、味わい深い。冬の間だけ獲れ、身がきゅっとしまって美味しいです。

あとは静かなところ。この島は静かで豊かでのどかです。
また昔は塩飽諸島の中で本島が一番栄えていて、観光客が多かったそうです。
そのため道路がぐるりと島全体を通っており、海を見ながら島を一周することもできます。 小豆島ほど大きくないので、自転車に乗れば1時間ほどで回れるちょうどいい距離ですよ。
立地としても、本州も四国も船で2~30分ほどで行けるちょうどいい位置にありますね。 日本遺産にもなった笠島地区の街並みもおすすめです。

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あとは子育てがしやすい島であると感じます。
信号は無いですが、あまり車が通らないので交通事故の心配が少ないですし、 地域の人たちがみんなで子どもたちのことも見てくれます。
本当に人が温かいところも魅力ですね。

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